熊野詣は王子を辿りながら行く旅。
熊野古道沿いにある王子を
「王子(プリンス)」とかけあわせ、
地域想いのプレイヤーを王子に認定し、
熊野から京都まで
99人の王子を探す旅をお届けします。
1979年大阪府生まれ。出版社勤務を経て2012年よりフリーランスとして独立。熊野地方の魅力に魅了され、国道42号線に点在する魅力をつなぐROUTE42プロジェクトを立ち上げる。現在は和歌山県内の企業PRやブランディングに携わるほか、伝統・地場産業、アート・デザインの分野で雑誌、書籍、ウェブマガジンにて幅広く執筆。
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京の都と熊野三山を結ぶ祈りの道「熊野古道」。その道中には熊野の御子神をまつる神社で遥拝所、宿泊所、休憩所の役割を担う「王子」があります。修験道の思想では、峯中修行者を守る神仏は童子の姿をしているといわれるため「王子」と名づけられたそうで、最盛期には九十九近くの王子があったといわれます。世界遺産登録された熊野古道の王子は現在でも多くの方が訪れますが、中には個人宅の敷地内にあり、辿ることが難しいものもあります。熊野古道は京都から熊野までをつなぐ道です。そしてそれが祈りの旅であるならば、その過程もとても重要なはず。いくつかの王子が埋もれてしまうのはとても残念に思います。そこで王子の存在を「王子」(プリンス)の意味とかけあわせ、21世紀の新しい「王子」を自分なりに定義し、長い年月と共に埋もれてしまった王子を今一度可視化することを試みたいと思います。本サイトでは地域想いかつ地域で活躍するプレイヤーを「王子」と称し、熊野地方から京都までで出会える99人の王子をご紹介しています。